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2017年12月の記事は以下のとおりです。

皆様へのお詫び

  • 2017/12/19 21:26

 ごく最近、これまでこのブログを動かしてきましたシステムに脆弱性が強く指摘されることとなり、急ぎより安全なシステムを使うことが要求されることになりました。したがって、この両日どのようにして新しくより安全なシステムに移行するかが問題となりいろいろ考えてまいりましたが、とりあえずデータ、とりわけテキストを早く移行させることにし、現在鋭意努力中です。しかし、一旦テキストにリンクされてしまった画像を異なるURL番号のテキストに合致するように移動することはなかなか私には難しく、少なくともごく最近のものについては別の方法で使えるようにしたいと考えています。しかし、いかんせんパソコンの理論・技術の習熟度不足の私のことですからどうなるか先行きまったく不透明です。したがって、古いものについてはしばらくは、あるいは長期にわたって画像なしということもあり得ます。お許しください。

 今後新しく書いてゆくブログについてはなんとしても画像をつける覚悟でおります。また、上にも書きましたが、最近のものについてはできるだけ早く画像を復活させるように努力いたします。皆さん、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 とりあえず、以上の通り状況を報告させていただきます。

追記:少し画像の再導入に取り組み始めましたが、画像のサイズや位置を決めるのがなかなか難しく、またテキストの回り込みができそうもないこともあって苦労しています(12/20/2017)。

追記2:ブログのシステムについて最大限の援助をもらっている私の先生からのアドバイスで、画像の位置、サイズなどの決定、またテキストの回り込みが可能となり、引っ越しをしたブログへの画像の再導入が可能となってきました。しかしブログひとつひとつの作業で膨大な時間がかかることが予想されます。でも、コツコツやってゆくしかありません(12/21/2017)。

追記3:新しいブログを書いていて気が付いたが、これまでのブログを引っ越したものの左下にはそれまでのブログの素性が記録されており、今後の参考のために残してある。右下の「この記事のURL」と書かれているところにカーソルを充てると新しい番号を含む新たなURLが左下に表示されます(01/06/2018)。

高尾山に上ったらまた富士山が・・・

  • 2017/12/15 18:16

 12月11日朝、起きたら素晴らしい晴天でした。でも、いくら良い天気でも自分からどこかに出かける習性があまりない私ですが、「高尾山に行ってみない?」の一言に負けました。高尾山は交通の便の良さと登山道などもよく整備されていて、年間260万人も訪れるという人気の高い近場の山であることはテレビなどでしきりに放映されているためか、私もよく知っており珍しくすぐに出かける気になりました。この神奈川からもほぼ1時間ほどで高尾山口(京急電鉄)まで行けるというのが味方にもなりました。それはともかく、ブログに書くということになるとよくはわからないのでいつものようにWikipediaに聞いてみると(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B0%BE%E5%B1%B1 )、次のように言う。ちょっと長いが引用させていただく。
 「高尾山(たかおさん)は、東京都八王子市にある標高599mの山である。東京都心から近く、年間を通じて多くの観光客や登山者が訪れる。古くから修験道の霊山とされた。関東山地(秩父山地)の東縁に位置する山のひとつ。明治の森高尾国定公園に指定されており、キャンプやバーベキュー、植物の採取、鳥類の捕獲などが禁止されている。
 山の中腹には、文化財を有する高尾山薬王院の他、高尾山ケーブルカーを運行する高尾登山電鉄の運営によるさる園・野草園、標高500mの高所にある「高尾山ビアマウント」(ビアガーデンは夏季限定、他の季節はレストランとして営業)などの観光施設がある。
 山頂には展望台や高尾ビジターセンターがあり、全長1,697kmに及ぶ東海自然歩道の起点でもある。また、高尾山には古くから天狗が存在しているとの伝説もある。山頂から東側は、八王子市や相模原市などを中心とした関東平野の街並や、筑波山、房総半島、江の島まで眺めることができる。また西側は、丹沢山地や富士山を見渡せる。冬至の前後数日間には、富士山の真上に太陽が沈むダイヤモンド富士を見ることができる。「八王子八十八景」にも選ばれている。」
 実は八王子あたりの車窓からちらりと富士山が見えた気がしたので、それを楽しみにして京急高尾山口からケーブルカーで途中まで上がることにした。1枚目の組み写真は上がケーブルカーの駅舎でその下は高尾山の案内図である。拡大していただけるとわかるが、ケーブルカーは地図の真ん中左のところにあるオレンジ色の屋根の建物のところまで連れてってくれ、それから上は約40分の歩きで山頂まで行くことになる。一番下は、駅を降りたところの展望台から見える東方向の展望である。詳しいことはわからないが、少し霞がかかっているが、でもよく見るとスカイツリーが見られる。
 2枚目の写真は、山頂から見た富士山と標識である。直線距離で55キロと言われるが、まずまずよく見えると言ってよいであろう。3枚目の組み写真は、富士山の周りにどのような山々が見えるのかを左下のボードの写真と右側にはそれらの方角と位置関係を空から見た感じの図で示したものである。右下の図はかなり小さくて見にくいがクリックして拡大すれば解読可能である。要するにポイントは、右上に高尾山の位置があるが、富士山は南西方向に、私がいつも紹介している丹沢山地の大山は南南西方向に見え、私が住む大和市は東南方向、そして東京都心は東の方に見えることになる。やっと高尾山、富士山、大山、大和市、そして東京都心の位置関係が私に見えるようになってきた。
 4枚目は二枚の富士山の写真で、少し色調が違うがきれいに映っている。前回の撮影時にあった山頂の雪は、ここしばらくの風で吹き飛んでしまっている。また、今回の撮影場所はこれまでより北でしかも標高559mと高いところからの撮影のためか、宝永山はより大きく見えているように思う。最後の5枚目は高尾山薬王院と、途中で美味しいごまだんごなどを売っていた茶店の写真と、下山の時に乗ったケーブルカーからの景色である。残念ながらすでに紅葉が終わった斜面を30度という角度で急降下してゆくのはなかなかのもので驚いた。また、途中で上りとすれ違う場所があり、いまだにこのケーブルカーはどうやって動いているのだろうかと悩んでいる。
 ひとつ書き忘れたことがある。それはケーブルカーの駅から薬王院へ上る坂はかなりの急坂である。そのときふと思い出したのは3年前まで住んでいた大阪・高槻市の本山寺のことである。このお寺もポンポン山の山頂に近いところにあり、本山寺への上りは急坂である。そこには大きな杉の木があり、それには亰の愛宕山あたりから天狗が飛来して休憩した場所があるとの伝説がある。なんと高尾山にも大きな木があり、上のWikipediaの記事にあるように天狗がいたとの伝説があるらしい。どちらの山も修験道の山である。
 さて、今回のちょっとした1日の旅は、この地に引っ越ししてから最も北に出かけたこともあり、東京都の西側と私が住む神奈川の地との位置が徐々に理解できるようになり、有意義であった。いずれにせよ、いろいろな場所からも見えやすい日本最高峰の富士山がそのあたりの関係を明らかにするのに大いに役立っているのはありがたい。

トランプ米大統領は、ビジネスと支持者のことしか考えていないのか!

  • 2017/12/13 15:30

 私はこれまで何度かトランプ米大統領はきわめて危険な存在であると書いてきた。そして口汚くののしりあいをするような大統領についてはもう何も言いたくないとも書いてはきた。そのことについては今も変わりはない。しかし、一方で大統領の支持率が40%近くで如何にも安定しているように見えるのはなぜかとの疑問もあった。そこでトランプ大統領の支持者や、かってはトランプ大統領を厳しく批判していた映画界の巨匠オリバー・ストーン監督(5枚目の写真)の最近の言い分を少し調べ、場合によっては私自身の考えを再検討しようかと思っていた。
 しかしである。トランプ大統領は12月6日の演説で世界をまたまた驚かせた政策を発表したのである。そのことを皮肉交じりに綴ったのが1枚目の写真の記事である(読売新聞12月8日朝刊「編集手帳」)。そこには「『エルサレムをイスラエルの首都と認める』との宣言に国際社会が震撼する。中東和平が崩壊しないか、テロを誘発しないか、大統領選で味方したユダヤ人団体との約束事だという」とある。
 2枚目の写真の記事は同じ日のものであるが、その宣言には様々な思惑があるようであるが、所詮は大統領選挙での「公約」に固執した結果と表現されている。3枚目の写真の記事では、その公約実行にはトランプ氏の娘婿のユダヤ人であるクシュナー大統領上級顧問とユダヤ系億万長者のシェルドン・アデルソン氏が重要な役割を演じたと報道している。アデルソン氏は選挙中にトランプ陣営に約23億円以上寄付したとされ、トランプ政権に隠然たる影響力を持つとのことである。
 いずれも支持者への公約の実現を誇らしげに発表し、支持率の後押しを図ったのであろう。しかし、大統領とはその職に就いたのちはもはや支持者のみの味方ではなく、すべてのアメリカ国民のために働くのは当たり前で、世界一の経済大国であればなおさらのこと世界に対して巨大な責任を果たさなければならないのは自明の理である。
 その3枚目の記事でもわかるとおり、アラブ諸国はこれまでの援助との板挟みであり、それにもかかわらずトランプ政権の政策に対して激しい怒りをぶつけている(4枚目の写真)。12日の報道によれば、イスラエルはこの機に乗じてエルサレムへの大量の住宅建設を推し進めようとしていると報じており、中東での混乱はこれを機にさらに拍車がかかることは間違いないであろう。昨日ニューヨークでも新たなテロが発生した。
 トランプ大統領はフランス大統領をはじめとする他国からの批判には耳を貸さないように見える。“シンゾー”と呼ばれて仲良しの安倍首相は彼にいったいどんなアドバイスをしたのであろうか?したとの発言も聞いていない。二人は一体どんな有意義な関係であろうか?核兵器禁止条約に関しても、またここでも何も言わなければ、ハイハイと言ってゴルフをするだけの関係だと言われてもやむを得ないであろう。
 とりあえず初めに戻ろう。オリバー・ストーン氏は朝日新聞記者の質問に対して次の様に言う(朝日新聞デジタル)。
  ――米大統領選の結果はショックだったと米メディアに語っていましたが、ツイッターで「トランプを良い方向にとらえよう」とも書いていました。

 「ヒラリー・クリントン氏が勝っていれば危険だったと感じていました。彼女は本来の意味でのリベラルではないのです。米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じていると思います。ロシアを敵視し、非常に攻撃的。彼女が大統領になっていたら世界中で戦争や爆撃が増え、軍事費の浪費に陥っていたでしょう。第3次大戦の可能性さえあったと考えます」
 「米国はこうした政策を変える必要があります。トランプ氏は『アメリカ・ファースト(米国第一主義)』を掲げ、他国の悪をやっつけに行こうなどと言いません。妙なことではありますが、この結果、政策を変えるべきだと考える人たちに近くなっています」

 ――トランプ政権下で、米国の介入主義は終わりを迎えると?

 「そう願っています。米軍を撤退させて介入主義が弱まり、自国経済を機能させてインフラを改善させるならすばらしいことです。これまで米国は自国経済に対処せず、多くが貧困層です。自国民を大事にしていません。ある面では自由放任主義かと思えば、別の面では規制が過剰です。トランプ氏もそう指摘しており、その点でも彼に賛成です」
 「トランプ氏はまともではないことも言います。かつてないくらいに雇用を増やすなんて、どうやって成し遂げられるのか私にはわからない。だがものすごい誇張だとしても、そこからよい部分を見いださねばなりません。少なくとも米国には新鮮なスタイルです」
 「彼は、イラク戦争は膨大な資産の無駄だった、と明確に語っています。正しい意見です。第2次大戦以降すべての戦争がそうです。ベトナム戦争はとてつもない無駄でした。けれども、明らかに大手メディアはトランプ氏を妨害したがっており、これには反対します。トランプ氏がプラスの変化を起こせるように応援しようじゃありませんか」

 これがオリバー・ストーンの意見である。ヒラリー・クリントンの評価はともかくそれ以外は別にどうってこともない意見で、今までの大統領が言わなかった“新鮮な”意見であるというだけではないか、と私は思う。言わなかったことを言いだすのは大切なことではあろうが、しかし問題はそれがどうして“国境の壁建設、移民政策、入国制限、パリ協定離脱、TPP離脱などなど”につながるのかがわからない。国境の壁建設一つを見てみてもよい。私はアメリカの農村の果樹園で見てきた。そこで働いている人はほとんどがメキシコからの移民である。壁を作って移民を締め出したら誰が果物を収穫するのだろうか?要するに、アメリカは世界一蓄積した富を貧困層を含めた国民に等しく再分配する政策を実行すればよいだけのことである。それは日本にも当てはまる。
 最後に一言。日本は国連外交を標榜してきた。核の傘にいるから何もモノを言えないのなら、2017年7月7日に成立した核兵器禁止条約に賛成した122か国に国連総会で聞いてみてはどうだろうか。“日本は核の傘から離脱したい。それが唯一の被爆国の役割だと思います。しかし、そのときもし日本が攻撃されたら助けてくれますか?”その答えを聞いて日本は離脱しようではないか。
 最後にもう一言。足元のカリフォルニアのventuraを中心に起こっている山火事は想像を絶する低い湿度での山火事だという。これは地球温暖化の一つの表れである可能性もあろう。トランプ氏による「パリ協定離脱」は早速自国の国民に牙をむかせたのかもしれない。自国民のためと称して行った「TPP離脱」も逆の芽が出るのかもしれない。何とも皮肉である。事の成り行きを冷静に眺めていこうと思っている。それはともかく、トランプ大統領は自国の貧困層を頭においているからそんな政策が出てくるのであろう。アメリカが如何に格差社会であるとはいえ、それでも大国の中の市民としてたとえば開発途上国の人々よりは明らかに高い教育を受け、経済的にも高い恩恵を受けられてきたし、またこれからもその可能性があると推察する。そしてそのことを可能にできるであろう資本は少なからずそれまでの発展途上国の犠牲の上に勝ち取ってきたのではなかったのか。したがって、それら国々の人々への恩返しは、“アメリカファースト”ではなく、“世界ファースト”そして“地球ファースト”でなければならないはずである。そのための政策であれば世界は納得するし私も納得する。それが世界第一の経済大国になりあがった資本主義国アメリカ(日本もだが)が示さなければならない厳しい“倫理観”であるべきだと信じる。トランプ氏はそれに違反し続けている。11月のアジア歴訪、特に日韓でトランプ氏が成し遂げたのは武器の売却を通しての巨大なビジネス行脚だったような気がする。昔はそんな人のことを死の商人と言ったのではなかったか。

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