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2014年07月の記事は以下のとおりです。

超ラッキー! セミの羽化を65年?振りに観察した

  • 2014/07/31 10:56

 私が高槻に引っ越してきてほぼ25年。今の場所に移って11年になるが、いろいろな事情でこの地を去る日もそう遠いことではない。私が住むマンションのすぐそばには木々に囲まれた小さな公園があり、夏の季節になるといつも朝からセミの大合唱が聞こえてくる。それはかって子供のころに住んでいた三重県の山奥を思い出させるには十分である。そんなこともあり、毎年のように昆虫少年であったころを思い出し、セミの幼虫が見つからないかと夕方にはその公園をうろうろしてきたが、なぜかこれまで子供のころ得意であったセミの幼虫探しの腕前を発揮することはなかった。ところが今年は事情が違ったのである。そんなことを、セミの幼虫探しのコツを含めて日記帳に記憶として残しておきたいと思う。
 毎年のように夏休みになると関東に住む二人の孫が遊びに来るのが恒例である。小学生になったそんな孫を喜ばせてやりたいのと、私自身高槻での最後の夏の思い出にもしたいと、孫たちが来る1週間ほど前から夕方の5時半から6時ころに、公園の木の周りの地面(幼虫が地中から出た小さな穴がいくつも開いている)、また木の幹や枝、あるいはその葉っぱの裏を、これまでよりは少し真剣に探し始めた。そんなある日の夕方、目の高さの木の幹で羽化の終わりころのセミの幼虫を発見した。そのセミの羽がまっすぐに伸びた時の写真が4枚目の写真の左上である。
 それに背中を押されてあちらこちら探したところ小さな木を登っている1匹の幼虫を見つけた。胸が躍った!早速それを捕まえて家に持って帰り、ふすまの枠やカーテンの下の方につかまらせて上に歩かせ、ジーと動きの止まるのを待った。動きが止まるとしばらくして背中が割れて羽化が始まることを子供のころの経験で知っていたからである。何度も写真を撮りやすい場所で羽化させようと場所を変え、やっと動きが止まったのがかもい(鴨居)である。きっと溝があって止まりやすかったのであろう。
 それからおよそ30分後から羽化が始まった。そして大きな変化があった時に写真を撮り、それを組み写真にしたのが1枚目である。写真の順番はどの写真でも左上から順に右下へである。何ともダイナミックで、羽がきれいに伸びるまでにおよそ2時間であろうか。少し小さいがクリックで拡大してご覧いただきたい。最後の右下は早朝に撮った写真で、クマゼミの成虫の体色に変わっている。羽や体が固くなるまでに7-8時間かかるといわれており、このセミにとって危険な時間は見つけられにくい暗い夜になっている。
 それ以来幸運な日々が続いた。孫たちが来た日には1匹の幼虫を捕まえ、孫たちはその羽化の様子を目の前で観察することができた。さらにその翌日にはクマゼミの幼虫らしいものと、それより小さい幼虫の合計2匹を捕まえ、それぞれ家の中での羽化を見守った。そのクマゼミの羽化を記録したのが2枚目の写真で、背中と頭部から出始めて反り返り、その後頭につかまってから腹部が出てくる様子がよくわかる。そして小さくたたみこまれていた羽がきれいに伸びて形を整え、あとは羽を含めて体も固くなって完成である(写真1と同様)。
 しかし残念なことがあった。小さいほうの幼虫は背中が割れて体が出始めるのに非常に時間がかかり、その後もついに頭が全部出てくることはなかった。私は3時間ほどその羽化を見続けたがついに羽化が進むことはなかった。朝になってみると、そのままで体の色が黒く変わっているのが分かるが(右下)、羽化しなかったためにそれがアブラゼミの幼虫だったのか、ニイニイゼミの幼虫だったのか、あるいはツクツクボウシの幼虫だったのかは分からずじまいであった。それが3枚目の写真である。
 なぜ羽化できなかったのかはわからないが、木の下で捕まえた時も木から落ちたらしくひっくり返っていたのと、家の中で動きを止めて羽化を始めるまでに固い床に落下したことがあったので、それが原因だったのかもしれない。きれいに羽化したセミは公園で放してあげたが、羽化できなかった幼虫はもともといた木の下に穴を掘って埋め、土に返してあげた。
 孫たちが帰った後も夕方6時半頃公園で羽化しているセミを見つけた。それが4枚目の写真の右上の姿である。どうもアブラゼミらしい。今年の夏はいろいろあったが、その一つは4枚目の写真の左下に見られるように、多分コクワガタの雌が我が家のベランダにやってきたことで、自然が一杯でうれしい。その写真の右下のはピンク色のアサガオである。昨年は青い花だけであったアサガオの種からの苗をもらって咲かせたのにもかかわらず、今年のはピンク一色である。いわゆる“先祖がえり”であろうか。
 それにしてもセミのことでいろいろ勉強できた。羽化したセミは短命だと言われているが、それは飼育できないためにそう言われているだけで1か月も生きるらしいという人もいるようである。セミのことを調べてみるとわからないことだらけであった。自然のことは本当に分かっていないのである。だから、これから大人になってゆく子供たちに自然の不思議を解き明かしてほしいのである。

追補:最後にセミの幼虫探しのコツを2つ書いておこう。
(1)セミの幼虫は木の根の樹液を吸って生きているので、木のそばの土の中から出てきて、それから木に登る。あるいはフェンスの金網に上ることもある。だから探すには木の周りの地面と木の幹や枝、それに葉っぱの裏などで“動いているもの”をよく見ること。時間は朝ではなく夕方の5時から7時ころまでであろうか。
(2)セミの幼虫を取るので一番面白いのは、まだ土の中にいる幼虫を探し出すことである。幼虫は地中から出る前にまず小さな、数ミリ程度の小さな穴をあけて出る前に様子をうかがっている。そんな穴が見つけやすいのはきれいに掃除をしてあるお寺や神社の境内である。そんな穴があればそこを木の枝などでトントンと突っついてやると突然1センチ以上に穴が大きくなる。その穴にそおっと10センチ程度の細い木の枝を差し込んでやると、もし中に幼虫がいればそれにつかまろうとするのでその木の枝が動く。それをゆっくりと持ち上げると幼虫が一緒に出てくる。幼虫が出てくるまで繰り返せばよい。まるで魚釣りのようなものである。

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驚愕のドイツ優勝! FIFA W杯ブラジル大会終わる

  • 2014/07/15 16:31

 テレビ観戦することもあえて“生で”と言わせてもらえば、もう生で見ることはないかもしれない4年に一度のFIFA World Cup(ブラジル大会)はほぼ1か月の日程を終了し、強烈な強さを発揮したドイツの4度目の優勝で幕を閉じた。またぜひ次回のロシア大会でも見たいと思わせるような大会であった。
 今回のワールドカップは、私には目の覚めるような大会で、これまで見てきたものとは明らかに一線を画すプレーの連続であったような気がする。私たちにはなじみのない言葉も登場して考えさせられることも多かった。
 ちょうど4年前の大会では、スペインがボールをキープしつつそれを基盤にしてショートパスで守備陣形を崩すパスサッカーで圧倒的な強さを見せて優勝を果たしたが、そのスペインは一次リーグ敗退という屈辱を味わうことになるほど世界のサッカーは進化し続けているように見えた。スペインだけではなく、ポルトガルもイタリアもイングランドも早々にブラジルを後にしなければならなかったのである。
 そして決勝に残ったのはドイツとアルゼンチンであった。そして劣勢を伝えられながらメッシを中心にして必死の戦いを演じたアルゼンチンも、最終的にはGKノイアー、ラームそしてシュバインシュタイガーを中心としたドイツの堅守を打ち破ることはできず、ついに延長後半8分に豊富な攻撃的人材を誇るドイツの途中出場のシュルレとゲッツェによる一撃でドイツ4度目の優勝が決した。
 素人の私の目から見てもドイツにはすべてがそろっていたようである。もちろん高い技術、戦術、戦略、それにスピードを併せ持ったフィジカルに支えられての守備、ポゼッション、パッシング、カウンター攻撃、そして今回しばしば語られたショートカウンター攻撃などなどがチームの隅々にまで浸透していたようで、たびたび突発的に起こったけがや病気にも屈することはなかった。それを基盤にした上での圧倒的な戦闘意欲もプレーの中に感じることができ、まさに恐ろしいチームという以外に言葉はなかった。
 今回のワールドカップで私が特に感じたのは、トップスピードでのドリブリング技術とシュートやパスなどの技術レベルの高さであった。それはどのチームにも言えたことであるが、それを鮮烈に私に印象付けたのはブラジル対チリの一戦であった。私の感覚では、あの試合はチリが勝ってもおかしくない一戦であったし、ブラジル初戦のクロアチア戦でも見せた連携の悪さなどは決勝トーナメント最後の2試合でのブラジル惨敗を予見させていたような気がする。
 沢山の感想はあるが、日本の敗戦についても一言だけ言っておきたい。決勝トーナメントに進めなかったことでいろいろと言われているが、でも、予選リーグを勝ち上がる可能性は、もちろん100%ではないが、十分にあったと私は思う。それが不可能になったのは、ベンチワークのまずさとそれを克服できなかった選手個々のコミュニケーション不足だったように思う。もちろん、個々の技術的レベルがもっともっと高く、多様な戦い方を手に入れておればそんなことはそれほど問題にもならなかったかもしれないが、現状ではそれはそれで不足分は認めなければならない。そのうえで私が言ったことを達成できなかった原因の大きなひとつは、選手選考の最期で見せたほころびだったように思う。
 それは、ザッケローニ監督が最後に大久保選手を選んだことであった。ほとんど全くそれまで招集してこなかった選手を最後に引っ張ってしまったことだった。彼は自己主張も強く、時にはプレーも荒く、彼がフィットする状態のチームではいいが、そうではない場合には劇薬になりかねないと私は考えていた。さらに最後の壮行試合で彼が勝ち越し弾を叩き込んだことが後々まで尾を引いたと私は思う。マスメディアもそれに乗ったし、彼をピッチでコントロールできるだけのキャップテンシーを持つプレイヤーもいるとは思えなかったのである。
 それがすべてを狂わせたと私は思う。つまり、可能性のあった予選リーグ突破を不可能にしたと私は思う。もし彼が予選リーグで、今大会もっとも冴えわたっていた内田選手の演出したゴール前の決定的なチャンス2つを壮行試合のようにちゃんと決めていれば、こんな恨み節のようなことは言わなくて済んだのだが・・・。彼はすぐれたストライカーであるが、ザックJには短期間でのフィットは難しく、戦い方を混乱させただけであったと私には思えた。
 もう次のロシア大会に向けて事態は進行しているようである。それを楽しみにしたいが、Jリーグができてからやっと20年、もっと厳しいリーグ戦を楽しみにしたい。今回のワールドカップでの数々の名勝負を見て目の肥えているファンを、是非満足させてほしいものである。
 写真はいずれも7月15日付の読売新聞朝刊からのものである。拡大するにはクリックしていただきたい。

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