「花は咲く」と私のアサガオ
- 2013/09/12 18:00
昨晩(9月11日)NHKは「『花は咲くスペシャル』-涙と希望を花火に乗せて-」というテレビ番組を放映した。そこでは、東日本大震災支援ソングとして広く歌われている「花は咲く」を中心にしてそれを歌う世界の人々の姿を映し出すと共に、その歌の向こうに見える夢と希望を写しだそうとした、観る者の心に迫る良い番組であって私も感激した。
私は小さい時から花を育てるのが好きで、小学生のころから球根や種を買っては家の庭や畑に花を咲かせるのがなぜか大好きで、油粕を使って肥料を自分で作ったりしており、なぜそんなことをしていたのかはいまだによくは分からない私の子供時代である。田舎に住んでいたものの自然の流れだったのかもしれない。
いまももちろん花を咲かせることが好きで、ここ3年程隣人からアサガオの苗をもらってベランダのプランターで咲かせている。アサガオは肥料と水さえ与えればそれなりに咲くのであるが、なんだかそれでは物足りなくて、ネットで摘芯の方法をいろいろ調べたり本を読んだりしてやってはみるが毎年結果が違っていて、どれが一番良いのかが分からない。どれが一番良いのかはあと何年もたたないと分かりそうもないが、とにかく狭いベランダの一角に今年も毎日30-50個の可愛いアサガオが咲いてくれている。
私は写真を撮ることも好きなので、きれいに咲いたりした時にはそれをとにかく写真に撮っておく習性がある。花の色も一色で特に目新しくなく他愛のない写真であるが、今年だけでももう50枚以上は撮ったような気がしている。そんな折のNHKの番組で、毎朝ベランダを見て、暑い朝も雨の朝もきれいに咲いている花を見てほっとする自分を見た想いがした。部屋の中からベランダのアサガオを眺めた写真が1枚目の写真である。その後の写真は、天気の良い時のアサガオ、降った雨のきれいな水滴が輝いている、そんなときのアサガオなどの写真を適当に組み合わせたものである。
そんなきれいなアサガオを毎朝見ながら、大震災に見舞われた東北の人々と緑にあふれていた山河に夢と希望が溢れんことを祈りたい。私もそのアサガオの向こうに私自身の夢と希望の実現を垣間見たいと思っている。
追記:ここ数日、アサガオもそろそろ終わりに近づいてきたかと感じさせていたが、今朝は何と丁度100個も狭いベランダに密集して咲いてくれた。水と肥料をきちんとやり、咲いた後の花をちゃんと摘み取るという手入れをしてきたご褒美だと自画自賛である。この数字はここ3年で最高なので、写真も1枚追加しておきたい。でも、きれいに咲いた花もお昼頃までにはほとんど萎れてしまうのが残念である(9月24日)。