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2014年04月03日の記事は以下のとおりです。

京都府八幡市・背割堤(せわりてい)の桜は満開!!!

  • 2014/04/03 22:21

 2013から2014にかけての厳しい冬が終わり、やっと暖かい桜の季節がやってきた。そして、昨年より少し遅いとはいえ規則正しい桜の開花が私たちを癒してくれる。この大阪から京都にかけては無数の桜の名所があるが、まだ訪れたことのない名所が私の住んでいる高槻のごく近いところにあった。それは京都府八幡市にある石清水八幡宮にごく近い、淀川を構成する桂川、宇治川そして木津川の間にあったのである。それが「背割堤」と呼ばれる場所である。例によってWikipediaに尋ねてみよう。
 「背割堤(せわりてい)は、京都府八幡市にある堤防である。宇治川(淀川)と木津川の合流部に全長1.4kmに渡って二つの河川を区切るように設置されている。洪水発生時に両河川をスムーズかつ安全に合流させる役割を果たしている。淀川河川公園の景観保全地区に指定され、ソメイヨシノが約250本植えられているため、毎年4月には花見客でにぎわっている。
 明治時代まで木津川は淀(京都市伏見区)付近で宇治川に合流していた。1800年代後半には明治大洪水をはじめとして、淀川で多数の水害が発生した。そのため、木津川と宇治川の合流部を現在の三川合流部に付け替える淀川改良工事が行われ、1910年に現在の流路となった。更に1917年の大正大洪水の被害を受けて河川改修が行われ、現在の背割堤が建設された。
 1970年代までは堤防にマツが植えられていたが、虫害のためソメイヨシノに植え替えられ現在に至っている。1988年4月より桜並木の一般開放を開始した。」
 ようするにその背割堤は桂川、宇治川、木津川が合流して淀川となる地点にあり、樹齢40年以上の主としてソメイヨシノがおよそ250本が植えられている素晴らしい桜並木である。そこへのアクセスのもっとも簡単な方法は、京阪電車で八幡市駅で下車し、案内に従って10分ほど歩けばすぐに着くようであるが、今回私たちは車で171号線から478号線、そして13号線を使って目的地に向かった。ただし、結果としてわかったことは、170号線から枚方大橋を通り13号線を通って行く、淀川東岸を北上する方が河川敷に設置されている臨時駐車場(かわきた自然運動公園)に御幸橋西端から入りやすいことが分かったので、車の場合にはその方向から入られることを目指してほしい。
 私たちはその臨時駐車場に車を置き、宇治川に掛かっている御幸橋を西から東の方向に歩いて桜祭りのある堤防上に向かった。1枚目の写真は遠く離れた橋の上から、男山にある石清水八幡宮(隠れていて見えないが)を背景に輝いている堤防上の桜並木の写真である。2枚目の写真は、桜並木を通りながらの写真であるが、右下の高速道路高架橋の写真は、御幸橋の反対側を走っている「京滋バイパスで、背割堤が京阪鉄道のみならず大山崎ICにも近接していることを示している。さらに3枚目4枚目の組み写真は多くの写真から選んだものを組み合わせたもので本当の美しさを表すことは難しく、本物は実物をご覧になって楽しんでいただければと思う。なお、4枚目の左上の1本の桜は離れた13号線の道路脇に1本だけ立っているかなりの巨木である。
 最後の5枚目は背割堤の位置を表す石碑で、桜通りを南に向かって左側に木津川が、右側に宇治川が流れ、大阪湾にそそぐ河口からほぼ36キロ地点にこの背割堤があることを示している。なお、桂川はこの宇治川に北側から合流しているものと推定される。
 今回知ったことは、明治以来少なくとも2度にわたって三つの川によって引き起こされる大規模な水害を防止するために、その合流地点の付け替えなどが行われており、その結果として背割堤が建設されたのだということである。今回堤防上を歩いてみて、特に宇治川の河川敷にはいまだ大量の小さな流木が絡み付いており、河川敷に作られていたグランドなどの修復工事なども行われていることを見ることができた。自然災害を防止することは、近年ますます狂暴化する豪雨・台風を前にして大変な課題のように思われる。その意味で、臨時駐車場の料金1000円は安い募金だと思いたいものである。
 

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