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豊かな高槻の秋の里山 2014

  • 2014/11/01 11:21

 来年はもう高槻の秋を楽しむことはないこともはっきりし、思いつくままにこの24年ほどを過ごした里山の記憶を、その写真とともにこの日記帳に残しておきたい。
 私は子供のころ大台ケ原に近い三重県の山奥に育ったこともあり、黄色く色づいた豊かな稲穂を見るといつも懐かしくうれしい気分になる。1枚目の写真の左上はきれいに色づいた田園風景で、その向こうの少し高台にグリーンの屋根のマンションが見える。そこが私の住まいである。そのマンションから西側の山に時折見える美しいきれいな夕焼けが右側の写真である。左下は、お百姓さんが田んぼの縁や空いたところに植えている花々で、右下は田んぼの間に作られている農道である。この適度に曲がった農道はおよそ500メートルあり、故障中あるいは故障明けの私の絶好のトレーニングの場を提供してくれ続けた。写真はいずれもワンクリックで拡大できる。
 秋の里山を楽しませてくれるのは、サギの仲間である。2枚目の写真の左上は、稲刈り機と二人のお百姓さんの右にアオサギがいて、刈った後側に回ろうとしている。サギ類は一般に稲刈り機の後について回り、稲を刈られた後に出てくる虫類やカエルなどを食べているようである。右上の写真には田んぼの間の畔から首を出してこちらを眺めているアオサギがいる。また彼らは近くの芥川との間を行き来し、小魚がたくさんいる芥川ではそれを上手に捕まえて食べている姿はいつも見られる。ちょっと見にくい写真であるが、嘴の先には小魚のようなものが見える。
 私はこれらサギ類が好きで好んでこの日記帳やホームページにその写真を載せてきたが、それらの中で最もうまく撮れたのは数年前に塚脇橋のところで見たダイサギと思われる鳥の、めったに見られないまるでダンスのように水の上を跳ねて飛び回る姿である。一羽しかいなかったので求愛ダンスとも思えず、遊び姿を私に見せてくれたのかもしれない。左から右への連続写真である。
 私は定年後、フィジカルを鍛えて長距離走の強化にチャレンジしてきたが、それを支えたのは芥川、淀川、摂津峡そして山奥の萩谷や神峯寺、本山寺への険しいルートである。高槻市はその半分以上が山林であるといわれているが、今回は総合運動公園をもつ萩谷へのルートの一端を紹介しておく(4枚目の写真)。自宅から摂津峡大通りから芥川沿いを走り、左右に平安女学院大学やオレンジホスピタルがある急坂を昇りさらに北に向かう坂を上がると関西大学キャンパスに至る。ここで一服であるが、すぐにさらに厳しい上り坂が続く。それを登り切ってしばらく走ると萩谷総合運動公園に着く。ここまで自宅からは32分くらいであるが、さらに「萩谷」のバス終点までの上りは厳しい。自宅からの標高差およそ250メートル、6.5キロほどの上りコースはとても厳しく、帰りは急な下り坂でのスピード練習もできる稀有なコースである。このコースをあと何回走れるであろうか。
 私の自宅近くを流れる芥川は、丁度摂津峡を抜けて流れ出ているところだが、その摂津峡に流れ入る上流部分にはマスの釣り場がある。それが最後の写真の上の部分で、その近くには友人の安藤さんが耕している畑がある。彼はひとりで管理するには大変な広い畑を借り受け、素人離れをした腕前でありとあらゆる野菜を作っている。家が近いこともあって何度も訪れながらなにも手伝わなかったにもかかわらず、四季それぞれにおいしく、安全な野菜を提供していただいた。安藤さんは私達をこの高槻の地になじませていただい方でもあり、ここに心から感謝の意を表したい。

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