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軍用機の飛び交う空の下 (1)すさまじい騒音に驚く

  • 2015/07/08 15:40
 この地に引っ越す前から近くに厚木基地があることは百も承知していた。しかしそれまでこの地に滞在したときの経験から、うるさいことは確かではあるが我慢の限度内であると想像していた。もちろん、いまでも我慢の限度内ではあるが、その音に気を取られているときの集中力の欠如は明白である。この騒音下での学校の授業はどうなっているかと子供たちに聞くと、“うるさいときはね、先生は話を止める”と言う。テレビの音声さえ聞こえないんだから当然であろう。
 まず、いったいどんな飛行機が飛んでいるのかを知りたく写真を撮ってみた。ここに掲載する写真のほとんどは私の部屋の窓からとったものや、そこから半径100m以内の道路わきからとったものばかりであり、そのことからいかに近いところ、あるいは日常的に我が住み家の真上の低空を飛んでいるかが分かってもらえると思われる。それもそのはず、厚木基地は私の住んでいるところから真南におよそ4.5キロのところにある。なお、厚木基地と言っても厚木市にあるのではなく、不思議なことに確か87%が綾瀬市に属し、13%ほどが大和市に属していて厚木市には関係ないのである。どうも広い地域の代表として“厚木”という名称を使ったらしい。
 1枚目の写真は、もっともすさまじい爆音をとどろかせる米海軍の艦載機F/A-18スーパーホーネットと思われるものである。耳をつんざくという言葉が当てはまる感じで、写真を見ると異なる装備で飛んでいるようである。しかしこのような艦載機も異なる角度から建物などを入れて撮ると2枚目のような写真となり、いかに低空を飛んでいるかが分かる。
 3枚目の写真は、艦載機の次に大きな騒音を発する哨戒機のP3Cあるいは新たに導入されたP1という哨戒機、さらに新たな輸送機のようで、日の丸をつけて飛んでいることから海上自衛隊の所属である。もちろん厚木基地は米国海軍と航空自衛隊の共同使用である。そして4枚目の写真のように周りの建物などを入れて撮ると、このような大型の機種が艦載機と同様にいかに低空を、まるで屋根のすぐ上を飛んでいるかのように見える。実際そのとおりで、時にあまりの低空に恐ろしさを感じることがある。
 5枚目の写真は、このあたりを飛ぶ様々な航空機の写真で、これらはその内の一部で多彩な機種が飛行しているようである。特に5月初めに横須賀を準母港とする原子力空母ジョージ・ワシントンが交代のために出港して以来、もちろん艦載機はほとんど飛んでおらず、その代わりか艦載機がいるときには飛んでいない機種で訓練しているようにも感じている。9月に入れ替わりに来る原子力空母は、ロナルド・レーガンだと言われている。
 一般的にはこのような状況であるが、特に艦載機や哨戒機などの訓練時には同じような機体が繰り返し繰り返し基地を中心にして旋回して、場合によっては離着陸訓練が繰り返されているようで、激しい爆音が繰り返し聞かれる。それらの騒音被害の緩和策を私は二つ経験している。ひとつは、この地区では騒音防止のために特殊な建具を使っており、「防衛施設庁認定防音建具」とラベルのある建具である。確かにそれで窓を閉めると騒音を少しは和らげることはできる。もう一つは迷惑料である。騒音のためにテレビなどの視聴に問題が発生することへの迷惑料とでもいうのであろうか、NHKの地デジの受信料の半額を防衛局が支払ってくれるようである。でも、これも狭い地域内のことと言われている。
 このようなことを考えると、この地区の生活環境は私がかって住んでいた名古屋や大阪などとはかなり異なる地域なのだと考えた方がよいのかもしれない。しかしこの地区だけではなくさらに神奈川県全体でみてみるともう少し全体像が見えてくる気がするので、それを次の話題にしてみたい。

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