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2012年08月10日の記事は以下のとおりです。

サッカー男子U-23も初戦にスペインを撃破して4強入り!

  • 2012/08/10 11:39

 なでしこジャパンのカナダ打破の翌日、男子代表は現在最強と言われるスペインのU-23とリーグ戦初戦に対戦し、圧倒的な運動量と細かいパス回し、前線の俊足永井を起点にしてスペインを終始圧倒した。そして34分、扇原のコーナーキックを大津がゴールにけりこみ、先制。
 後半も全員守備・全員攻撃を徹底させ、永井の俊足を恐れた相手DFの一発退場をも引き出して、最後まで攻勢を続けて1-0と快勝した。スペインは「無敵艦隊」と呼ばれるチームの弟分ではあるが、日本チームの執拗な守備に冷静さと集中力を失い、持ち前の華麗なパスワークを発揮するに至らず、グループリーグ無得点無勝利という惨敗に終わってしまった。日本チームはスペインを引きずり落とす引き金を引いたといえる。
 日本代表は第2戦でモロッコを快足永井の一発で沈めてベスト8進出を決め、最終戦のホンジュラス戦を引き分け、グループ第一位で決勝トーナメントに進出した(写真1-3)。
 それにしても大会前のテストマッチではあまり良い調子ではなかった日本代表が、グループを第一位で突破できるとはあまり期待されていなかったのは事実であろう。それを覆した理由のひとつは、不安定であった守備を立ちなおすためにオーバーエージ枠で吉田、徳永という二人のDFを置いたことと、前線からの守備を徹底し、相手に自由を与えなかったことが勝因であろうと思われる。当初は私もそれほどの期待をしていなかったが、この2人を加えた守備は非常に強固で、無失点でグループリーグを突破したのである。それともうひとつは、快足永井の調子の良さと清武、大津、東などにボランチの攻撃参加も受けた攻撃陣が運動量とともに決定力も発揮し、安定した力を発揮したのには、本当に心底驚いた。
 この日本チームの快進撃は決勝トーナメントに入っても続き、第一戦でエジプトと対戦し、清武・永井のコンビで早々と得点し、永井がけがで退いても素晴らしい守備と攻撃は衰えず、後半にも吉田と大津による2点の追加点でエジプトを一蹴し、夢のベスト4に進んだ。驚くべき快進撃であった(4枚寝の写真)。
 しかし、なでしことのアベック決勝戦を目指したU-23は、強敵メキシコとの対決に無念にも敗れることになった(5枚目の写真)。その敗戦は中二日での5試合目にあたら闘いで、チーム全が疲労し、脚が動いていなかったために大津のせっかくの強烈なシュートによる1点を生かすことができなかったと私は感じていた。しかし、読売新聞に掲載された元ヴェルディ総監督の李国秀氏の解説記事には私が感じていなかったことが書かれていた。それについては別のブログに書こうと思っている。
 
 今朝、8月10日午前3時45分にキックオフされたなでしこ対アメリカの金メダルをかけた決勝戦において、最高の試合ながら無念にも1-2でアメリカの軍門に下ることになった。ここに持てる力を出し尽くして戦った「なでしこジャパン」のすべての関係者に対して心から感謝したい。別のブログにそれも書こうと思う。

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