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“なでしこジャパン” なんとロンドン五輪で決勝戦進出だ!!!

  • 2012/08/07 11:38

 前回の北京五輪でベスト4になりながらアメリカ、ドイツに敗れてメダルに手が届かなかった「なでしこジャパン」。しかし昨年のワールドカップドイツ大会で優勝という驚くべき結果を残してきたなでしこの今回の目標は、もちろん金メダル獲得であった。
 7月27日に開幕したロンドン五輪の先陣を切って二日前の25日にグループリーグの初戦を強豪カナダと闘った。最初の3枚の写真は対カナダ戦を報じた読売新聞の記事である。カナダに苦しめられながらも粘り強い守備と見事なパスワークから川澄選手の見事なシュートで先制し、さらに小柄な宮間選手のヘディングシュートで追加点を奪い、カナダの猛攻を1点に抑えて快勝した。
 その後のスウェーデン戦には苦しんでスコアレスドローに、そして決勝トーナメントを睨んでのリーグ最終戦の南アフリカ戦では無理をせずにスコアレスドローに持ち込んだ。しかし、このゲームを観るとレギュラーメンバーとサブとの間には大きな実力差があることが明らかで、この差を埋めることが今後の強化の第一ポイントであることは言うまでもない。
 4枚目の写真は決勝トーナメント初戦のブラジル戦を報じた記事である。ブラジルにはボールをキープされたが堅実な守備によって脅威を感じることはほとんどなかったといってよい。しかし、本日早朝の準決勝のフランスはそうはいかなかった。なでしこジャパンを押しながらも前半31分にセットプレーからゴール前のこぼれ球を大儀見選手にゴールに押し込まれ(5枚目の写真、新聞が間に合わなかったのでWebから拝借した)、後半開始直後にもセットプレーで坂口選手にヘッディングシュートを決められてなでしこの2-0となった。しかしここからフランスの真骨頂を見せられることになった。吹っ切れたように動きがよくなり、なでしこの左サイドを崩して1点、さらにその直後に坂口選手がPKを与えてしまい万事休すかと思われた。
 しかし、それまで当りまくっていたGK福元選手からのプレッシャーが大きかったのか、フランスがPKを右にはずしてなでしこは助かった。それからも終了の笛が鳴るまでフランスの攻撃にさらされ続けたが、福元を中心によく守り、初の決勝進出となった。しかし、今回の大会を通してみると昨年のワールドカップの時に比べて、大儀見選手の素晴らしい働きとは裏腹に、宮間、坂口、鮫島各選手らの出来が万全ではなく、繰り返されたパスミスからチャンスを逸し、危険を招いてきたように思う。中二日で迎えるアメリカとの決勝戦(カナダとの戦いは延長戦になり4-3で勝利した)に向けては、その点の修復がどうしても必要であろう。そのときにこそ初めての金メダル、そしてワールドカップとオリンピックの連覇という金字塔を成し遂げることができると信じる。
 それにしても、開会式に先立って行われたなでしこのカナダ撃破は、その後の日本チームのメダルラッシュを引き出したように思う。男子U-23チームのスペイン打破の大金星などなでしことのアベックでのベスト4進出、そして競泳、アーチェリー、卓球、フェンシング、体操、ボクシング、さらに一部の柔道や陸上など多彩な競技種目での日本選手の活躍を引っ張ってきた。あと1試合の死に物狂いの活躍を期待したい。今夜には男子チームの準決勝が行われる。またまだ眠れぬ夜が続く。

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