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ふくらはぎの故障を引きずった私を長野マラソンのコースが直撃!

  • 2014/05/06 16:56

 私の初めてのフルマラソンの舞台であり、連続13回目のエントリーとなった今回はやはり欠場を何が何でも避けたいというのが私の願いであった。しかし、ここ4か月にわたって苦しんできた、原因不明の左ふくらはぎの故障は、私を絶望的な気分に追い込んでいたが、ロキソニンという消炎・鎮痛剤の頓服的服用やトレーニング後のアイシング、さらにピッチ走法への切り替えで何とか徐々に回復の方向に向わせてきたのは事実であった(http://www.unique-runner.com/blog/index.php/view/220 )。そして4月20日の長野オリンピック記念長野マラソンのわずか2週間前に出場を決め、何とかなることを確認すべくレースの10日前に大阪・万博公園の外周を4周して20.5キロというハーフマラソンの距離を消炎・鎮痛剤を飲んで走ってみた。意外なことにその距離を1時間55分で走ることができて希望を持つことができたが、レースがわずか10日後というのが疲労回復という点から見て懸念材料ではあった。
 しかも、レース当日は走り出して数キロで汗をかくほど気温の上昇も急で、おまけに大会本部の方針転換でいつもよりスタート順が遅く、参加者1万人の中でほぼ最後尾に近い大変な混雑の中を走り出したこともあり、なかなかスピードが上がらず先行き不安を隠せなかった。私の目標としては、少なくとも30キロまでは大阪マラソンと同程度の5キロ29分前後で走ることであったが、3枚目の写真のデータ(大会本部のランナーズアップデートのデータ)では最初の5キロはそれより2分も遅く、焦ってそれ以降も29分に引き戻スことはあったがそれにかなりのエネルギーを費やしてしまった。さらに6キロほどからふくらはぎに違和感が出始め、それが強くなることを避けるために走り方をピッチ走法の徹底へと強く意識し続けました。そんなことも重なってか30キロ目前から脚が動かなくなり、腸骨辺りの筋肉と以前からちょくちょく痛い右腰も痛くなるとことが続き、あとはゴールすることだけに目標を変更せざるを得ませんでした。
 そんな様子がうかがえるのが2枚目の写真で、私が計測していたGPS機能付きの時計のデータで、黄色いキロ当たりのラップタイム(縦軸)が30キロ前から上下に激しく乱高下しているのがわかります(なお、今回は心拍計はつけておりません)。30キロ以降は走っているより歩いていると考えて間違いありません。結局、3枚目の写真のデータから計算して、4時間48分03秒というのが私のネットタイムである。これは長野マラソンで2番目に悪いタイムで、ひどい結果になってしまいました。
 この結果は明らかにトレーニング不足によるスタミナ不足とふくらはぎ故障の影響、さらにスタート前に寒いとの意識から長袖とTシャツを2枚重ねで着てしまったこと、また途中で粒状の栄養剤が湿気ってしまい補給がうまくいかなかったことなどがあげられそうである。でも、一番こたえたのがコースの厳しさであった。昨年10月に大阪マラソンを走り、またそれまでに2度東京マラソンも走ったが、長野マラソンではいつもコースの厳しさに泣かされる。長野マラソンは近年マラソンの大衆化に伴って開設された都市型マラソンに比べて大変厳しいコース設定になっていることを感じる。2枚目の写真のグリーンの表示は標高を表しており、少し精度が悪く極端に見えるが、傾向としてはこの通りで前半から後半までいつも私は苦しめられる。スタートから善光寺参道の6キロ地点との標高差は34メートル、20キロ直前までに44メートル下がり、さらにゴールまでの千曲川沿いのアップダウンで最終的に30メートル上ることになる。それらの間には細かいアップダウンが繰り返されていて、私には厳しい。
 この厳しいコースで走る我々を和ましてくれるのは、素晴らしい地域の皆さんの応援で、いつもそのことには感謝の言葉もない。また、今回も高橋尚子は参加者の7-8割とタッチしたいと最後尾から走りだしていた。頑張る気持ちを皆さんからいただいて感謝している。それに負けないように、改めて故障個所のケアのための身体の理解と技術の改善を求めて努力し続けたいと思う。今回は息子と参加したが、数年前まではそれほどタイムに差はなかったが、いまの彼は鮮やかにピッチ走法に切り替え、身体の使い方もマスターしたのかなんと3時間28分台でゴールし大差をつけられてしまった。何とかしなければと考えている。
 なお、1枚目の写真は、善光寺の向かって右側の小さいが美しい公園の写真で、満開の桜が美しかった。
追記:
 昨日長野マラソン以来三度目のロードを走った。その時、これまであまり使っていない比較的新しいシューズで走ったところ、今のピッチ走法に適確に対応してすごく気持ちよく走れた。あとの祭りだが、走法を変えればシューズも変えた方が良いかもしれないとはもっと早く気づくべきだったと後悔している(5月8日)。

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