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引っ越して初めてわかるこの地の人とインフラの在り様

  • 2015/04/15 18:26

 引っ越して3か月が過ぎた。生きてゆくためには様々に動きまわるしかないが、その過程でこれまで住んでいた中部や関西との違うところがいろいろわかってきた。私たちが引っ越してきた街は高い人口密度にもかかわらず、交通信号の非常に少なく思えるところである。では、どのように安全が確保されているかであるが、街を歩いていて信号のない交差点の横断歩道のところに来て立ち止まると、そこを通ろうとしていた自動車は軒並み止まり、先に横断するようにと合図を送ってくれるのである。こちらが、そちらこそ先にお通りくださいと合図しても動かないのである。どのようにしてこのような習慣が生まれているか不思議である。
 かって、いつだったか法規が改正されて歩行者優先が叫ばれた時があり、その時には歩くものも自動車を運転する側もお互いに注意を払って横断歩道で“どうぞお先に”という合図が繰り返されていたことを思い出す。でも、それも昔の話でいまでは“自動車優先”で、車を運転しているときには止まるのは赤信号の時といつの間にか思い込んでいたが、この街ではそうではなかったので驚いた。この街はひょっとするとひとに優しい街なのであろうか。
 説明が遅くなったが1枚目の写真は、車道を自転車(法規上は自動車)で走る人の安全に配慮した道路(多分市道)に記された表示である。片道1車線の道路幅にかなり余裕がありそうな感じのところには、きれいな青色で自転車は左側通行でここを走れと指示されており、自転車で走ることの多い私には安心できるスペースである。また、それほどスペースのない道路の場合には、それでも自転車は左側を走りなさいとの指示が徹底しているために、かって私が住んでいた高槻で頻発する自転車の逆走を見ることはまれであり、より安全が確保されている。このような自転車の安全走行のための表示の設定などは今年度の終わりには総距離がおよそ50キロになるとされ、比較的平坦なこの市での自転車利用促進に大きく寄与している。
 2枚目の写真では、歩行者のスペースが少なくて危ない道路では、狭くともそこを歩くべしと黄緑に近い色で指示されており、また自転車が飛び出してきそうな歩道にはその注意書きが大きく書かれている。いずれも歩行者の安全に配慮されている。こう見てくると、自転車の事故や自転車による歩行者の事故を減らすための施策が着実に進められており、弱者保護の立場が明確にされている。市の広報によれば、過去5年間で交通事故は30%も減少したとされ、このようなきめ細かな施策が命を守ることに大きく寄与していることがうかがえる。
 もうひとつ驚いたことがある。それは市内に張り巡らされた遊歩道網である(3枚目の写真)。幅およそ2.5メートル程であろうか、歩きやすいアスファルト舗装がされていてバイクは立ち入り禁止である。その遊歩道の周りには桜やハナミズキ、さらにさまざまな花が植えられていて気持ちを落ち着かせてくれ、不思議なことにリンゴ園やブドウ園もあるところに張りめぐらされているのである。上にも書いたが南北に長い大和市は比較的平坦でウォーキングやジョギング、それにサイクリングなどを楽しみやすい。それを見事に保証しているのがそんな遊歩道の設置である。週末は言うに及ばず平日にも各地に張り巡らされている遊歩道には多くの市民が繰り出している。私もそれを利用してしばしば相模大野や町田方面にまで足を延ばしており、そのうちに南の方にも行ってみようかと思っている。なんともありがたいトレーニング場である。
 このように見てくるとこの大和市に引っ越してきたのは正解のようである。しかしいいことばかりではない。実は私が住んでいる地区の上空は厚木基地を中心に活動する米国海軍航空隊と海上自衛隊の航空隊の発着訓練空域になっているようで、連日各種の飛行機が飛び交っている。特に横須賀を母港とする米国海軍原子力空母の艦載機の爆音は、ただただもの凄いと言うほかはない。それについてはあらためてこの日記帳に書くつもりである。

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