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[完全復元] いつまでこんな話ばっかりしているのか・・・、馬鹿馬鹿しい!

  • 2011/09/27 17:37

(この記事のオリジナルは2010年2月13日に書かれたものである。なお、最後にある追記もオリジナルそのものである)

 いまこの時期にこの国会審議は一体どうなっているのだろうか?またまた写真(読売新聞2月12日夕刊)にみられるような馬鹿馬鹿しい騒動が持ち上がった。「鳩山偽装献金」問題にまた舞い戻ったのである。火元は首相の弟鳩山邦夫・元総務相が「兄貴はしょっちゅう母のところに行って、子分らに配る金が必要だと(言って)おカネをもらっていた」とぼやいていたとの話である。驚いたことにこの話を予算委員会で取り上げたのは、あの慎重で一見紳士の与謝野・元財務相であったことである。私の実感では与謝野氏も地に落ちたものだと思う。
 これには尾ひれが付いていて、張本人の邦夫氏は「兄が言ったとは言っていない」とのことで、伝聞の域を出ない。一体このような議論で何が生まれるのであろうか。きっと水掛け論に終わるのがいつものことで、内閣支持率の低下に寄与するかもしれないが、ここ数年の国の推移にとってプラスに貢献するなど考えられないのである。この通常国会はいまのこの国の窮状を何とかするための予算案の議論が最も重要な課題であろう。自民党などの旧与党がそれまでの方針が正しかったと自負するのであれば、彼らなりの予算案の組み替え案を提出したらどうであろうか。政権交代に至るまでは反対をしてきた旧野党に対して対案を、対案をと要求していたはずである。でも、現野党からそんな話はほとんど聞こえてこない。
 またこの国会では、現政権にとっても重要な問題である普天間基地移転についての議論が必要なはずである。自民党政権が長時間かけて米国との折衝を重ねて辺野古への移転を決めたのであるが、基本的には沖縄県民の苦しい立場は変わっておらず、県外移転を求める声は相変わらず強い。地位協定の改正も行われなかった。このことについて米国にはなにも言えなかったと言われる現野党はいかなる考えを持っているのだろうか。どうやれば沖縄県民を納得させることができるのであろうか。現政権がそれに成功するかどうかは分からないが、とにかくそれを目指していることだけは確かであろう。現野党にもそうした議論が必要ではないのか。
 この普天間移転を沖縄県民の要望に沿えるように解決するための議論は、ほとんどマスメディアには出てこない。辺野古移転が最善であるというアメリカ側の言い分をオウム返しにするだけである。なんでこんな情けないマスメディアしかいないのか!なにも議論が出てこないということは、結論から言えばその代りに4000億円を辺野古に投じることを意味し、汚い言葉を使えば、沖縄県民を札束で平手打ちすることである。馬鹿馬鹿しいからもう止める!

追記:上の記事は本日2月13日午前中に書きあげたものだが、先ほど夕方5時台のMBSのニュースによれば、ぼやいたと言われている鳩山邦夫氏は「首相が無心した」などと言った覚えはなく、「そんな話が一人歩きしては困る」と記者会見を開いて弁明したとのことである。そのように受け取られるようなぼやきをする方もする方だし、そんな話をさもあったかのように質問する与謝野氏も与謝野氏で、品格を問われる。また、そんなゴシップめいた話に飛びついてトップで報道する読売新聞(他紙は知らない)やかなりの時間をかけて昨夜放送したNHKなどのマスメディアもまた非難されも仕方がないほどレベルが低い。(2月13日18:00)
 2月14日の読売新聞朝刊でも上のこと、つまり「首相が無心した」などと言っていないと邦夫氏が述べたことを確認している。では、一昨日の夕刊の報道は誤報では?(2月14日9:15)
(ここまですべてオリジナルの記事である)

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