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[簡易復元] 2011年3月、南紀白浜を訪ねる(1)アドベンチャーランドのパンダ

  • 2011/11/03 10:41

(この記事のオリジナルは2011年3月5日に書かれたが、ファイルが失われたため新たに書き直す)

 私は5歳の時から三重県多気郡の山奥で育ったこともあり、紀伊半島の三重県側にはかなり詳しいが、半島西側の和歌山県については何も知らないと言っていいほどである。一度那智大社などを訪れたことはあるが、白浜はパスしたこともあり今回初めて白浜を訪ねることにした。
 朝早く車で出発し昼前には、まずパンダを見ようということになりアドベンチャーランドに到着した。アドベンチャーランドは1978年に設立され、動物園、水族館それに遊園地が一体となった全国でも珍しいテーマパークであり、きれいで起伏にとんだ海岸線、数多くの温泉と並んで和歌山県、そして白浜が期待する大きな集客施設である。ここで際立って目立つ存在は言うまでもなくパンダである。そのことについてWikipediaに尋ねると次に様に言う。
 「中国成都市の成都大熊猫繁育研究基地との協力で進められているジャイアントパンダの繁殖研究事業では、現在までに12頭の繁殖実績があり、うち11頭が無事に成長している。これは、出産頭数、成長した子供の数、ともに中国本土を除けば世界最多である。また、中国国内以外で、双子のジャイアントパンダを両方とも育てることに成功した初めての施設である(2010年9月7日に、アドベンチャーワールドと同じく、成都大熊猫繁育研究基地と提携しているスペインのマドリード動物園で双子のジャイアントパンダが生まれた。この2頭は2011年1月10日現在、無事に生育している)。
 日本では、2011年2月21日現在、上野動物園、王子動物園、アドベンチャーワールドを合わせて11頭のジャイアントパンダが飼育されているが、そのうち、実に8頭がアドベンチャーワールド内で飼育されている。中国本土以外の動物園で8頭も飼育されているのはここだけであり、世界一の規模である。 なお、アドベンチャーワールドは成都大熊猫繁育研究基地の日本支部の肩書きを持っており、現在飼育されているジャイアントパンダは、子供も含めてすべて中国の成都大熊猫繁育研究基地本部の所有である。」
 この業績は見事なもので、この施設が見世物としてのパンダの飼育にとどまらず繁殖という学術的にも重要な分野にも力を注いでいることがうかがえる。これに関連して、この施設は「AWS動物学院」という教育施設を備えており、野生動物管理学科(2年、30名)と野生動物短期科(1年、10名)で構成され、出身者はこの施設のみならず全国で活躍しているとされる。
 さて、水族館で皇帝ペンギンなどを見た後パンダ舎でパンダを見た。客側からも大変見やすくできており、また大変コンパクトで清潔な環境が保たれている感じがした。その可愛く愛くるしい写真をお見せしたい。1枚目はアドベンチャーランドの入り口で、2枚目の組み写真はこの施設で2008年9月13日に生まれた梅浜(メイヒン、雌)と永浜(エイヒン、雄)の双子である。3枚目と4枚目の組み写真は2010年8月11日にここで生まれた海浜(カイヒン、雄)と陽浜(ヨウヒン、雌)のやはり双子である。ここで生まれた子供にはすべて美しい砂浜の白良浜にちなんで「浜」が付けられている。なお、写真の中でどのパンダがどの名前であるかは全く定かではない。その可愛い姿をただお楽しみください。写真はすべてクリックで拡大できます。

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