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御堂筋や中之島の「OSAKA 光のルネサンス」を楽しむ

  • 2012/12/26 12:22

 クリスマスが近いとはいえ特に何かをするわけでもないが、どこかに出かけようと思う時に気になるところがひとつある。それは梅田北にある新梅田シティで毎年行われる「ドイツクリスマスマーケット」である。これが気になる理由は、数年前にそこを訪れた時に飲んだホットワインの味が何となく忘れられずまた飲みたいと思っているからである。そんなことをジム仲間に言っても相手をしてくれる人もないので、その代りというわけではないが「OSAKA 光のルネサンス」を見に行くことになった。そんなイベントを見るのは生まれて始めてであった。
 私は大阪に来て23年になるが、そのほとんどは大阪の北である北摂で過ごし、大阪駅から南は本当に疎いのが正直なところであった。だから、中之島といってもどこが島なのかが実感としてわからないのが私である。まあ、そんなことを言っていても始まらないのでJR大阪駅から地下鉄御堂筋線に乗って淀屋橋で降り、歩いてまずは大阪市役所に行き、そこから東に向かって歩き始めた。まだ明るい夕暮れ時で、その内に点灯されるであろうイルミネーションを眺めながら中之島を歩いてみると、そこには多くの店が開いていて様々なドリンクややきとり、ソーセージ、お好み焼き、たこ焼き、ラーメンなどあらゆるものがお客を待っていた。
 うれしいことにその中にホットワインを見つけることができた、というより、多くの店で売っており、早速ホットワインとやきとりを手に入れ、風もなく暖かい夕暮れ時を楽しんだ。中之島地区はまだ点灯されていなかったので、御堂筋通りまで歩けばその内に点灯されるだろうと証券会社の多い北浜を通って御堂筋通りまでゆっくりと散策した。
 御堂筋通りに出るとすでに点灯されており、街路樹に飾り付けられた色鮮やかな光の輝きに驚いた。1枚目の写真に最初に目に入ったイルミネーションの写真をお見せしたい。三脚を使わない撮影のため手振れが多いが、ピンク色というかサンゴ色というか分からないが、なかなか見事な色合いであった。多くの人達が歩道を歩きながらその色を楽しんでいるようであった。そこから南の心斎橋方面に向かって歩いてゆくと様々な色の光にかわってゆき、それらをゆっくりと楽しむことができた。
 この御堂筋のイルミネーションは1.9キロ続いていたようで、片道4車線の広い道路の両側にそびえたつビルでは多くのお店が開いており、またショーウィンドウが様々に飾り付けられていて華やかな雰囲気であった。そのいくつかのショーウィンドウや飾り付けられたビルの写真が5枚目の組み写真の下の部分である。そのような店を楽しみながら飾り付けされている南端まで来て西側の歩道に移動して今度は北上しながら楽しむことにした。この御堂筋の光の輝きを写した組み写真が2、3枚目の写真である。
 御堂筋を北上して飾り付けられた大阪市役所前まで来て、再び中之島地区に入り点灯されたイルミネーションを楽しんだ。それが4枚目の写真である。変わった風景といえば中央公会堂の東壁面に合わせて、ドバイの航空会社が多分レーザー光による光の模様を写しだしており、なかなか美しい出来栄えであった。それを含めて中之島地区の写真が4枚目である。薔薇園の方には細かい装飾がされていたようであるが、行くことはできなかった。
 中之島地区には上にも書いたように多くの食べ物のお店が出ていたので、再度ホットワインとちょっとした肉料理を購入して楽しんでいると、土佐堀川であろうかお客を載せた何隻ものイルミ装飾ボートが行き来していた。同様のものは堂島川の方も走っていたようである。あまり遅くなってもと適当に切り上げてJR大阪駅に来てみると、新しくなった4階の線路上の部分にきれいなイルミネーションが造られていた。それが5枚目の写真の上の部分である。写真はクリックで拡大してお楽しみいただきたい。ではまた。
 

里山の秋の名物、柿、そして鳥と私

  • 2012/12/08 15:45

 正岡子規の有名な、誰も知らぬものは無い句といえば、

 “柿食へば鐘がなるなり法隆寺”

であろう。秋を語る句で、澄んだ空気と空を連想させるが、もうすぐ寒い冬かと思うと少し物悲しい。でも私は、秋の贅沢品の柿が子供の頃から大好きであった。
 私が生まれたのは朝鮮・仁川であるが育ちは三重県多気郡大台町である(http://www.unique-runner.com/mother.htm )。かっては三瀬谷村と呼ばれ、大台ケ原に源流をもつ宮川と度会郡を流れてきた大内山川が合流するきれいな山村であった。柿はどこにでもあったが、私の家の傍には、子供の目から見て巨木であった盆柿の木があった。細長い小さな柿で、うれしいことにお盆の頃には甘い柿が食べられたのである。それが終わるころには富有柿や平柿、ウスズミ(どんな字を書くか分からない、青くても渋くはなかった)など、いろいろな種類の柿がなっていて、ほとんど食べ放題であった。渋柿もたくさんあり、柿の木になっている渋柿を食べるにはじっと我慢で、“じゅくし”(熟柿、なんて字を書くとははるか後に知るしかなかった)になってとろけるような甘さになるまでがまんであった。でも、それではもったいないので一家そろって渋柿の皮を剥き、軒下に吊るして後のおやつ代わりしたのである。お正月にはいつも“歯がため”と称してそんな干柿(串柿)が重箱に入っていたように覚えている。あぁ、懐かしい!
 ここ数日くるくる変わる天気であるが、素晴らしく晴れた時を狙って我が家の近く、オレンジ色の美しい柿が見られる柿の木が沢山ある所をカメラをもってうろうろしてきた。目的は柿を食べにくる鳥の写真を撮ることであった。昨年までは、もう鳥さえも柿を食べなくなったのかと思うほど柿の木にはたわわに柿がなっていて、赤く熟柿になってもさびしくぶら下がっていると感じていた。だから高槻市に、子供に柿の渋抜きを教える教材にはもってこいだから使ってはどうかと提案したが、残念ながらなしのつぶてであった。
 でも、今年は少し注意して柿の木を見ていたところ、ただ熟しすぎて落ちてしまう柿も多い中、それなりにやはり鳥の御馳走にはなっていることを見ることができたので、今回の柿の木にやってくる鳥の写真撮影となった。
 私が住んでいる高槻の北部にある松が丘から塚脇の辺りには沢山の柿の木がある。鳥も多く、普通民家近くにやってくるのはカラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、メジロ、そして数は少ないがモズなどである。しかし、警戒心の強いホオジロはほとんど姿を見せない。1枚目の写真はスズメである。この時期のスズメは落穂ひろいをやってたらふくお米を食べ、あまり活発に熟柿は食べない。だから、なかなか写真が撮りにくいのである。むかし子供の頃には殺生にも空気銃でスズメを撃って晩御飯のおかずにしたが、胃の中にはお米がいっぱい詰まっているには驚いたことがあった。この写真には集団行動の得意なスズメが電線や、道路の欄干に並んで夕方の寒さをしのいでいる姿もあり、時折柿の木に移動するがあまり喜んでは食べてはいないのである。
 2枚目の写真はムクドリで、雑食性で食欲旺盛である。3枚目はツグミだと思われる。姿かたちはよく似ていて同様に食欲も旺盛であるが、ムクドリは明らかに脚がオレンジ色をしているが、ツグミの脚は黒い。写真ではあまりはっきりしないが、それは確かめてある。
 4枚目は私の好きなメジロである。本当に目の周りが真っ白でかわいい。メジロに愛着があるのは、子供の時に父親がメジロを飼っていて、鳴かせていたからである。良くさえずるオスのメジロを捕るためにしばしば雑木林に一緒に出かけた。どのようにして捕るかといえば、よくさえずるオスを鳥かごに入れて持って行き、それを比較的低木の雑木の間に置き、そのさえずりを聞いて縄張りを守ろうとしてやってきそうな場所に、細い木の枝に鳥餅を巻いたものを2,3本置き、やってきたメジロがそれにとまった瞬間に走って行って捕り抑えるのである。羽根に鳥もちがいっぱいついてしまうが、持っていった灰で鳥もちを丁寧に取り除き、家に持って帰ってから大事に慣らしてゆくのである。
 そんな可愛いメジロの写真が4枚目である(3枚目にもいる)。いかにもうれしそうに食べている姿が可愛い。メジロも集団生活が好きなので、スズメ、ツグミそしてムクドリがいるところによく見かけるようである。その組み写真の中に、名前は分からないがある種の常緑樹の梢にとまっている写真がある。そんな目だった場所にとまるのはかなり珍しいように思うが、偶然それを撮ることができた。鳥の写真はこれまでであるが、残念ながら柿を食べるヒヨドリを撮ることはできなかったし、モズは肉食系なのであまりやってくることはなかった。
 最後の5枚目の写真は、雑食性で何でも食べるが干柿(串柿)が大好きな私のおやつ作りである。昨年から友人に勧められて干柿を作るようになった。干柿用の柿は木になっているという子供時代からの感覚から、そんな渋柿が八百屋さんに売っているということに何ら気が付いていなかったのである。そのことを友人に教わり、大きなスーパーに売っている愛宕などという柿を何度か買い、その皮を丁寧に剥き、ベランダに吊るしている。決して安くはないが、昔を思い出して皮を剥いている。今年は子供たちにもおすそ分けしようと出来上がるのが楽しみである。

神峯山寺の紅葉は今年も美しい!

  • 2012/11/24 16:38

 高槻の原地区にある神峯山寺にはいろいろな理由をつけて毎年訪れている。最近その神峯山寺に通じる周囲の環境は大きく変貌しつつある。実は、新しい高速道路である新名神が草津から神戸へさらに延長され、これまでの名神高速とのジャンクションが高槻に作られることになり、そのための大掛かりな工事が神峯山寺のある原地区と山の反対側の成合地区で行われている。それに歩調を合わせてか神峯山寺境内もあちらこちらで整備が行われており、多くの観光客を引き付けようとしているように見える。なお、神峰山寺の縁起については前回に取り上げてあるのでそれをご覧いただきたい(http://www.unique-runner.com/blog/index.php/view/106 )。
 そんな神峯山寺には最近以前よりよく行くようになっている。たとえば夏の間には神峯山寺やその奥にある本山寺への厳しい山道が、日陰になることもあってマラソンのトレーニングの一環として度々走って駆け込む。そして秋になると、紅葉見物は毎年のことである。もう15年以上も前から訪れているが、毎年の紅葉の移り変わりを見ていると紅葉の範囲が徐々に広く、また木々も大きくなり、紅葉の色もさまざまで徐々に美しい観光名所となりつつある。
 最初の写真の左側には山門の手前にある青々と美しいカエデの写真を出してある。この木は毎年紅葉が遅く、山門を入って両脇に広がるきれいに色づいた木々と対照的で凄く気にっている。そして2枚目、3枚目の写真は、山門を通り過ぎてその両脇の様々な紅葉の雰囲気を表わしている。そして4枚目と5枚目の写真は、本堂の左側にある1本のカエデの紅葉の写真である。毎年見ているがすごく鮮やかで、何とも言えないくらい美しい。この色の紅葉は特に太陽の光を通してみるのが最高である。是非皆さんも神峯山寺の紅葉を堪能してもらいたいと願っている。
 なお、皆さんへの伝言がひとつある。それは本堂の横にあって昨年までは閉まっていた小さなお堂で、昨年2月28日から一日も休むことなく護摩を焚きつづる神峯山寺毘沙門不動護摩「千日護摩修行」のことである。これは良縁招来、子授成就、病気平癒の願いをかなえるための行で、これにはだれでも参加できるとのことである。そして来年11月23日に満行(達成)するとのことで、来年11月22日から24日にかけて新しい化城院の落慶法要が行われる。興味のある方は電話 072-688-0788、Eメール kabusanji@kabusan.or.jp でご連絡ください。

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