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高槻の秋(3) 芥川に踊るサギ

  • 2011/10/19 15:13
 これは数年前の写真である。HPにも出してはあるが、この復元の際もう一度陽の目を見せてやりたいと思い、ここに登場させた。
 どうしてこの鳥を撮影したいた時にこんな踊りめいたことをしてくれたのかは、未だに全く分からない。ほんの浅い芥川の川面を飛び跳ねるように1羽のダイサギと思われる鳥(くちばしの色からするとちょっとコサギとは違うと思う)が、飛んだり跳ねたりしていたのである。もうそれ以外に言うべき言葉も浮かばない、そんな不思議な時間であった。
 お見せするのは少し時間間隔をあけた、ほぼ連続写真である。それを2枚ずつ組み合わせてある。そんな組み写真が4枚と、最後は悠然と飛ぶ姿の1枚である。写真はすべてクリックで拡大できる。

高槻の秋(2) 水辺の鳥

  • 2011/10/18 10:13

 芥川の水辺には多彩な種類の鳥たちがいる。最も美しいと思うのはカワセミである。この鳥を撮るには長い望遠レンズを使って、カワセミがいる場所を知り尽くした人が撮れる鳥で、私も何枚かは撮ったが人に見せるようなものではない。素晴らしいカワセミの写真などをほとんど毎日摂津峡を含む芥川流域で撮影してアップロードしている驚くべきサイトが高槻・塚脇にある。そのサイトは、http://www.tcn.zaq.ne.jp/tukawakikoubou/ で、フォトギャラリーであれ、野鳥観察ブログであれ、どこを見ても鳥たちのきれいな写真にあふれている。私が言うのも変だが、是非一度ご覧ください。
 ということで、私はただのどかな風景と次のブログで優雅な踊りにも似た姿をお届けしたい。最初の写真はコサギと思われる鳥(足が黄色いので)が刈り入れの終わった田圃で、きっとカエルかバッタなどを捜しているであろう姿である。そんなコサギも川魚を狙っている。しばしば流れの中の草に隠れている魚たちを狙ってか、脚を震わせて驚かせ、飛び出してきたのを狙う姿も見かける。
 2枚目と3枚目の写真は数年前に芥川に作られた魚道のそばでじっと川面を見つめるコサギである。そこを小魚が昇って行くのをきっと知っているのであろう。長い間身動きせずに眺めているのを見ているのはなかなか面白い。そして4枚目の写真は、アオサギが段差がある場所に立ってじっと眺めている。
 そんなのどかな風景の写真を撮りに出かけるときや、トレーニング代わりに乗り回している私の自転車が5枚目の写真である。いわゆるクロスバイクと呼ばれるタイプで、子供たちが私にプレゼントしてくれた「GIANT ESCAPE」である。軽快で上り坂もものともせずに走れる優れもので、いまの季節は走るのに一番楽しいときである。

高槻の秋(1) 収穫の秋

  • 2011/10/17 11:41

(ここで使われている写真の多くは2009年2010年に取られたものであるが、元の記事が失われたために、その写真を生かし新しい写真を加えて書き直すこととした)

 私が住む家の北側には摂津峡を包み込む山がすぐそこにあり、南西側には田んぼが広がっていてその脇を芥川が流れている。この季節になるといつもと変わらぬ黄金色の田んぼと、それを刈り取った後の田圃に群がる鳥たちがいる。この辺りは「ひのひかり」という品種の米が主に栽培されており、私たちも秋になるとその美味しい新米を農協で安く買って楽しませてもらっている。私はこんな里山が大好きでここに住み着いている。
 そんな田圃に苗を植える5月には、田圃のきれいな水の中に無数のカブトエビが姿を見せる。せわしく動き回っているそのすがた形はまるでカブトガニそっくりで、まるでそのミニチュア版である。時にはそんなカブトエビがひっくり返ってもがいている面白い姿も見える、そんな写真2枚を組み合わせたものが1枚目の写真である。
 そんな田圃が黄金色になると里山の典型的な風景になる。それが2枚を組み合わせた2枚目の写真で、刈り取った後の田圃を狙っている“都会に出てきた田舎者”と言われるムクドリの集団や、電柱の足場に止まって虎視眈々と落穂ひろいを楽しもうとしているスズメの集団の写真が3枚目と4枚目の写真である。
 この芥川周辺の里山にある個々の農家には、私が育った三重県の田舎と同じくほとんど柿の木などが植わっていて、それが秋になると見事に色づいてくる。その多くが渋柿のようで、昔なら干し柿にして保存食にしたのであろうが、今では軒下に吊るしているのをあまり見ないのは残念である。
 この田圃のそばに芥川が流れていて、なかなか良い雰囲気である。でも、最近は少しずつ建物が増えているようで、きちんと規制をしてこの豊かな里山を維持してもらいたいものである。いまでは、ほとんどいつも沢山の人がウォーキングやジョギングを楽しむ絶好の癒しと身体を動かす場所になっていることを、高槻市には忘れてもらいたくない気持である。

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