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第21回 2011 あざいお市マラソンに初参加し、復帰戦を楽しむ!

  • 2011/10/10 09:42

 雲ひとつなく晴れ上がり、ランシャツでも暑い昨日、滋賀県長浜市浅井文化スポーツ公園を中心に開かれたマラソンに友人菅原氏と初参加した。この大会は「全国ランニング大会100撰」に選ばれていてよく知られている。
 そのパンフは次のように言う。「皆様をお迎えするマラソンコースは、市の北部に位置し、コース沿いを流れる清流『草野川』や高峰『金糞岳』、源頼朝が平治の乱の際にかくまわれたといわれる『大吉寺』や浅井・朝倉連合軍と織田・徳川連合軍が死闘を繰り広げた『姉川古戦場』など豊かな自然と多くの歴史や文化遺産に包まれております」。開会式には三姉妹ではないが、ひょっとすると浅井長政と江?と思われるゆるキャラが登場していた(1枚目写真)。
 そんな豊かな自然を感じながら、草野川西岸をほぼ7.5キロまでダラダラと登り続ける前半は、スピードが出ないスタート直後から続いていたためにじりじりとタイムに響いてきたように思う。そして、それを過ぎればず~っと下りと期待してが、思いのほか下りは短く、その後はまた上ったり下ったりそれなりにアップダウンがあり、最後の2キロが下りで楽をさせていただいた。そんな雰囲気を最近新しく手に入れたGarmin社のForerunner 110というGPS機能と心拍計付きの時計で記録したデータをお見せしたい。
 2枚目の写真は、そのコースを航空写真+地図に表示したもので、コースをかなり詳しく地図上に表示させることが出来る。実際にはパソコンでさらに大きく拡大して見ることが出来て、詳細もよくわかる。3枚目の写真は細長いものであるが、横軸はキロ表示で、左側の縦軸に1キロ当たりのラップ(分)、右側の縦軸には心拍数と標高が表されている。赤色は心拍数、青色は平均ラップ、背景の緑色は標高を表している。この時計のGPSは衛星を4個使用しているようで、あまり数が多くないために障害物があると少し距離、速度に影響が出るといわれ、また水平距離に重点を置いて計算されているために標高データにはかなりの誤差があるようである。今回の標高差は大会委員長によれば約100メートルと言われていたがほぼそれに近い値が表示されている。なお、ラップの青色の値が大きく上に振れている地点は、給水などがあるところ、あるいは走行中に混雑あるいはコース変更などでスピードが大きく変化した時である。
 このようなデータを数値に表したのが4枚目の写真である。この写真は、パソコンに表示した場合一度に全部表示できないので、部分的に表示されたのを上下につなぎ合わせたものである。今回は1キロ当たりのラップを自動的にとるように設定されているためにそのデータや平均速度が記録されており、さらにその1キロ区間での心拍数の平均、最高心拍数、どれほどコースの上り下りがあったのかが表示されている。
 私は昨年11月に「発作性上室性頻拍」という不整脈を、カテーテル焼灼術による心臓手術を受けて治療したことから(http://www.unique-runner.com/catheter1.htm )、今回のレースは1年7か月振りの復帰戦であった。そんなこともあってまだ思い切ってスピードを上げ、それを2時間続けることにはかなりの不安もあり、用心深く走ったというのが本当のところであった。その意味では、前半の上りはそれなりに、下りの多い後半もそれなりにスピードを上げて、そしてコンスタントな速度を維持して走り抜けたと思われる。 また、最も気にしていた心拍数も、後半じりじりと上がりながらも非常にコンスタントで、平均145、最高も154におさまり何の問題もないことがよく理解できる。また、装着した心拍計の値から計算された消費カロリーも1,480で、通常簡易計算する体重xキロ数の値(私の場合70x21=1,470)にどんぴしゃりである。それよりなにより驚いたのは、計測された距離は21.16キロで、ハーフマラソンの距離の21.0975キロにわずか60メートルしか違わない。普段、あまり空が開けていないところを走る時に起こる距離の誤差を全く感じさせないのには驚かされた。そして、私のネットタイムは1時間59分37秒と計測され、公式のネットタイムと全く同じであった。
 この結果から次のレースではもう少し自信を持って走れるかと思って楽しみである。今回から“新しい走法”を試したが、次までにさらに磨きもかけたい。なお、最後の写真は私と菅原氏(右側)との写真であるが、二人とも気分よく完走した後のうれしく穏やか表情である。菅原氏は、11月の神戸マラソン(フルマラソン)に出場するが(私は落選)、その前哨戦としてキロ6分をテストしたようで、自身による予想タイム2時間05分にどんぴしゃりのタイムでゴールした。ゴールで待ち構えた私に“すごく楽なレースでした”の言葉が印象的だった。

 忘れていましたが、地元産のコシヒカリ「あざいお市米」2㎏を参加賞としてバスタオルとともにいただきました。 感謝!

追記:なお、このForerunner 110によるデータは、http://www.travel-db.net/runners/blog/kumasan/20111009.htm にアップロードされています。データを操作して、写真の拡大、各地点での心拍数、速度などの細かいデータ(グラフの赤いボールをスライドさせる)を見ることが出来るようにしてありますので、一度ご覧ください。

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